楽しく優しくなるために読んだ本

『諦める力』/為末大〜続き〜

前回の記事では全てを書くことが出来なかったので今回も『諦める力』について書きたいと思います。
この本、何かを進める上で非常に大事な考え方を再認識させてくれます。

『自分が進む道は本当にこの道が合っているか?』
『そもそも、今考えている目標は自分に実現可能か?』
『この道が合ってないとすると、自分のどんな道が合っているのか?』

辛くて見たくない現実を目の当たりにしながら

「周りと比べての自分がどのあたりにいるか。」
「絶対に追いつけない選手がいる」
という事を考えて競技生活を送っていたと思います。

世界大会という舞台で、しかもメダルを穫るような選手だから尚更。

自分という人間の良さ悪さ・長所短所・得意不得意と向き合ったからこそ書けた本だと思います。

自分自身と真正面から向き合う

『諦める力』。
何かを達成する為にはどんなことをしないといけないのか、
そして、何をしていたら達成出来ないのか。
そのあたりが非常に現実的に書かれています。

ダメな方法をいつまでも続けていても成果は出ない。

「目標達成できない」それは努力が足りない、という理由だけではないかもしれないよ。
と考えさせられました。

前回の記事にも書きましたが、誰にでも進められる本ではないです。
何かを掴みたい人以外が読んでもマイナス思考になるだけかもしれないですし、
なにより、「自分を『かなり正確に』客観的に見れる」人じゃないと効果がないかも。

今自分が進んでいる道が正しいのか。
大きくズレていないとしても、細かいところでズレているかもしれない。

〜〜〜
為末さんも中学時代は100m走という競技の選手だったが自分には合わないと判断し、400mハードルに転向し世界大会でメダルを獲った。
陸上という道は合っていたが、種目は違っていた。
大きくずれていなくても細かいところでズレている可能性も多い。そういう選手が意外と多い、と本書に書いてある。
それどころか、このような結果が出ても、為末さんは「自分は身体機能から見て体操競技の方が合っていたかも」
とすら言っている。
〜〜〜

そして、進み方は合っているか。

自分が思い描いている地点はどこか。
それが出来なければどんな道が残されているか。
どんな道が一番適しているのか。

この本からは「自分という人間を正確に客観的に評価しないといけない」という事を同時に学んだ。

本書の冒頭に以下のような文が書かれている。

漢和辞典で「諦」の字を調べてみると、「思い切る」「断念する」という意味より先に「あきらかにする」「つまびらかにする」という意味が記されていた。
〜中略〜
『自分の才能や能力、置かれた状況などを明らかにしてよく理解し、今、この瞬間にある自分の姿を悟る』

『諦める力』。非常に考えさせられた本。

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安里 圭一郎
安里 圭一郎
安里圭一郎 / Keiichiro Asato 詳しいプロフィールはこちら。 神戸在住。スティールパンを演奏・指導しています。